1948-06-11 第2回国会 衆議院 運輸及び交通委員会 第14号
○加賀山政府委員 資材の量といたしましては、昭和二十二年度は節約どころでございませんで、こちらで実際に補確に必要な資材まで切られて入手できなかつたという実情でございますし、また労需用物資等につきましても、実際作業に必要な軍手でございますとか、地下たび等が、國家生産力のためにわれわれの思うように入手できませんで、結局輸送をやりますのに支障を來したということは御承知の通りだと存ずるのであります。
○加賀山政府委員 資材の量といたしましては、昭和二十二年度は節約どころでございませんで、こちらで実際に補確に必要な資材まで切られて入手できなかつたという実情でございますし、また労需用物資等につきましても、実際作業に必要な軍手でございますとか、地下たび等が、國家生産力のためにわれわれの思うように入手できませんで、結局輸送をやりますのに支障を來したということは御承知の通りだと存ずるのであります。
しかしながら現下の國家生産力のものでは、遺憾ながら現在程度以上の石炭がなかなか得られないという難関があるわけでありまして、この難関にぶつかる場合には、どうしてもこれを財政的につじつまを合わそうといたしますためには、ここに無理があるわけでありますから、その面は補給を受けることはわれわれとして望んでいることである、こう申し上げたのであります。
われわれといたしましては五箇年後の國家生産力がどうなるかということを、むしろ少し臆病なくらいに計画を立てまして、その中で國有鉄道にはこの程度のものは当然配当を受くべきものであるという数字を根底といたして立てておるのでございまして、非常に大きな大それた希望的数字を入れておらないということ、それからもう一つ、外國の援助を受ける計画をもつておらないということを申し上げておきたいと存ずる次第でございまして、
ただ歳入の面におきまして、こういうものは我々が好んでいたすわけではなく、今日の国家の財政の現状、國家生産力の全体の影響の皺と申しまするか、そういつたものがここに現われて来るのでありまして、我々といたしましては、最後までこの酒、煙草の値上については慎重な考慮を拂いました次第であります。
例えば土木事業を見ましても、國民生活の安定と國家生産力の昂揚の目的からなされていないのでございまして、言い換えまするならば、眞の公共事業としての性格を持つていないという点でございます。これは例えば資本家、地主の利益のためにすべてのことが用いられて来、治水事業におきまするところの予算、資材などが、曾ても不生産的な方面に使われて行つた。